インダストリー4.0ニュース

ポジショニングシステムでアセンブリの生産性を向上

デソーターでは、スマートアセンブリをさらに進化させる製品開発を行っています。このたび、Desoutter ecosystem（デソーターエコシステム）と呼ぶスマートアセンブリソリューションに、Nexonar(ネクソナー）ポジショニングシステムが加わりました。

スマート工場にとって、データは最も価値のあるものです。スマートアセンブリツールによって生成される情報を正しく使用することで、個々のツールまたは生産ライン全体のパフォーマンスに関する貴重な情報を、多くの場合リアルタイムで得ることができます。この情報を活用して、効率を改善できる新たな可能性を見出すことができます。予防保全や状態のモニタリングから設備全体の有効性の向上まで、生産性と稼働時間の向上に貢献します。

人の手による締付作業でもトルク管理とトレーサビリティがデジタルで可能に

スマート工場化を促進するために開発した最新のツールをご紹介します。

ツールのアングルが合わない時は？デソーターのアタッチメントタイプクローフット

お客様のご要望に応えるため、限られたスペースに多数の機器が詰め込まれるようになっています。例えば、電車や飛行機、車で移動するときには、エアコンが聞いた快適な空間が求められ、座席の位置を調節したり、窓を開けたりする場合は、電動で動かせる方がいいでしょう。その結果、エンジンベイ内や、隔壁の下、コントロールパネルの背後のスペースが、とても重要になってきます。

インダストリー4.0のアセンブリラインへの導入方法とは？

デソーターは、インダストリー4.0を実施するにあたり、お客様と同じプロセスを経ています。実際、お客様が次に何を必要とするかを予測することが、製品開発プログラムの重要な点であると考えています。

ご使用のツールがバーチャルでも！Digital Twin（デジタルツイン）登場

テクノロジーの急速な進歩により、データの保存ややりとりが新しい方法でできるようになっています。デソーターのブランド＆コミュニケーションチームでは、IIoT（インダストリアルIoT、製造業におけるモノのインターネット)、AR（仮想現実）、MA（マーケティングオートメーション）、ABM（アカウントベースドマーケティング）、モバイルアプリ、Webパーソナライゼーションやクラウドなどのテクノロジーを利用することで、お客様にとって現実的で具体的なメリットを提供する可能性を探ってきました。

導入事例）広汽トヨタ自動車様、デソーターのスマートアセンブリソリューションを採用

2018年1月16日に生産を開始した中国広東省にある広汽トヨタ自動車有限会社広州南沙工場（以下、広汽トヨタ）様の第3ラインにて、デソーターのスマートインダストリアルハブ「CONNECT」が、同社の高品質スマート工場の開発におけるスマートアセンブリに最適なツールとして、採用されました。自動車産業において、トヨタの品質は業界最高レベルであり、ユーザーからは「最も壊れにくい車」と言われています。広汽トヨタ様には、車体組立、内装組立、外装組立の3つの生産ラインがあります。年間生産能力は20万台。同社の新工場は、ワイヤレス対応のスマートアセンブリを特長としています。こうした要件に、デソーターのツールが合致するとして採用されました。

XPB ONE - 電動ハンドドリル

デソーターにとってやりがいのある仕事の一つに、お客様の課題を解決できるソリューションの開発があります。2019年の初めに、XPB Modular（モジュラー）という航空宇宙産業向け次世代電動ハンドドリルをリリースしました。これは、素材や締付方法に合わせたエアツールを多数使用して、様々な作業を行う必要があるオペレーターの方に対して開発された製品で、モジュール式のヘッドを付け替えることにより、1台で各種アセンブリ作業を行える充電式の電動ハンドドリルです。そして、今、新たに航空宇宙産業での課題を解決できるドリルを開発しました。