お客様のご要望に応えるため、限られたスペースに多数の機器が詰め込まれるようになっています。例えば、電車や飛行機、車で移動するときには、エアコンが聞いた快適な空間が求められ、座席の位置を調節したり、窓を開けたりする場合は、電動で動かせる方がいいでしょう。その結果、エンジンベイ内や、隔壁の下、コントロールパネルの背後のスペースが、とても重要になってきます。
このため、アセンブリはますます難しくなっています。ファスナーが周囲のパネルに近すぎたり、他のコンポーネントに近すぎたりして、１台のツールではワークにアクセスできないことがよくあります。事実、現在の組立ラインのオペレーターは、締付を正しく行うのはもちろんのこと、頭上や不自然な位置に配置されたファスナーに手が届くように、体を自在に折り曲げる曲芸師のようになる必要があります。
新しい機能はこれからも求められるため、製品の開発設計者は、同じスペースにさらに多くの機能を詰め込もうとすることになります。そのため、組立のオペレーターが安全かつ効率よく組立作業を完了できるような新たなツールを開発する必要があります。
そこで、デソーターの出番です。当社は、このような複数ある課題をできるだけシンプルかつ効果的に解決できるようなソリューションを開発しています。そして、この度、当社の（エアまたは電動、バッテリーまたは電源タイプ、クラッチまたはトランスデューサー問わず）ハンドツールに取り付けられる、ギア付フロントアタッチメント「SALTUS」を開発し、新たな締付ソリューションをご提案します。「一般的な」締付ツールに取り付けるだけで、困難なアプリケーションでも、高度なアセンブリが実現できます。
「SALTUS」は、90°または110°のアングルヘッドに取り付けられます。特許取得済のインジケーターで、アタッチメントが正しく装着されていることが確認でき、時間を節約し、操作を安全に行うことができます。このアタッチメントは、汎用性に優れ、ホールド&ドライブオプションの有無に関わらず、チューブナットだけでなく、標準のナットやボルトにも適しています。ヘッドには、金属片や粒子を吸着して摩耗を防ぎ、ツールの耐久性を向上させる優れた一体型マグネットもついています。
作業の精度と効率性が向上するのに加えて、「SALTUS」を使用したデソーターのモジュール式ユニバーサルデザインには、さらなるメリットがあります。製品をカスタマイズされたい場合でも、標準品と同じ方法で注文できるため、時間を節約し、手続きを簡素化できます。また、ツールのアセンブリやキャリブレーションもデソーターのサイトを使用してオンラインで行われ、最終品の性能やエルゴノミクスが最適化できます。また、シンプルな発注方法、効率的な製品統合により、リードインタイムが短縮されるため、半分の時間でツールを入手することができます。
さらに、デソーターのユニークな「Digital Twin」（デジタルツイン）を使用すると、ツールの保守とメンテナンスが大幅に簡素化できます。この「Digital Twin」から、お客様は24時間365日、いつでも包括的な製品マニュアルを入手できます。
デソーターのトータルソリューションは、アセンブリに、新たな面をもたらし、効率的な組立を実現します。
