
スマート工場化を促進するために開発した最新のツールをご紹介します。
デソーターの2021年最初の新製品は、「Desoutter Ecosystem」(デソーターエコシステム)の「QShield-C」スマートデジタルトルクレンチです。この新しいトルクレンチは、人の手による操作の精度レベルを向上させ、生産およびリワーク作業の100%トレーサビリティを可能にし、稼働率、生産性および柔軟性を向上させることができます。
「QShield-C」スマートデジタルトルクレンチは、狭い場所での締付作業が容易に行えるように設計されており、高い精度と角度制御を実現。完璧な結果を得るためのタスクパラメーターを提供し、オペレーターをサポートします。「Desoutter Ecosystem」(デソーターエコシステム)を使用して利用できる機能管理によって、必要な機能が容易に選択でき、操作パラメーターをシンプルに関連付けることができます。
「QShield-C」は、幅広いトルク範囲をカバーし、ヘッドの選択エラー防止機能を備えているため、各種組立作業にご使用いただけるので、ツールの在庫数を削減することができます。これにより、関連するメンテナンスと調整のコストが削減されるだけでなく、保管するツールが少なくなるため、生産現場の貴重なスペースを有効活用できます。また、「Desoutter Digital Twin」(デソーターデジタルツイン)と併用すれば、各「QShield-C」スマートデジタルトルクレンチに関するすべての情報を保存し、いつでも簡単に情報にアクセスできるため、保守のタイミング予測やメンテナンスを簡単に行うことができます。さらに、「QShield-C」には簡単なペアリング機能があるため、10秒以内でペアリングを行い、すぐにバックアップ用のツールとしてお使いいただけます。
さらに大きなメリットとして、このデジタルスマートトルクレンチは、フィードバックをリアルタイムに提供し続けるため、より幅広い生産をサポートすることが挙げられます。従来の機械的なトルクレンチではレポート機能が付いておらず、別途報告作業が必要であったところ、本製品では必要なレポートをデジタルドキュメントとして配信できるため、スマート工場化へ容易に移行できます。「QShield-C」は、人の手で行う締付作業に関するデータを「Desoutter Ecosystem」(デソーターエコシステム)にリアルタイムに配信するため、完全なトレーサビリティを実現し、生産管理者が締付性能についてより深く考察することができるようになります。例えば、生産ラインの上流工程でNOKが検知されたジョイントのリワーク作業に対して柔軟性をもたらすことができます。これに加えて、収集したデータを元にして傾向を分析し、ムリ・ムダや改善が必要なプログラムを特定して、改善が必要なプログラムを特定することができます。
インダストリー4.0対応やスマート工場化を始めたばかりの場合でも、まだ業務の完全デジタル化に向けて検討している段階の場合でも、「QSheild-C」スマートデジタルトルクレンチは、お役に立つ製品です。